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フロン漏えいに伴う冷凍機への影響

2018.11.09

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フロンが漏えいしたままの冷凍機を使い続けていると、様々な悪影響が冷凍機に発生します。上図は冷凍機内のフロン量を可視化した物ですが、左の図から漏えいが進むに連れて、冷えている状況であっても冷凍機内では様々な変化が生じています。
左から二番目の図で漏えいが発生していますが、漏えいの殆どはスローリーク(一気に漏えいするのではなく、ゆっくり漏えいしていく事)であり、しばらくは運転に支障をきたさない為、ユーザーの方がこの時点で気づく事は非常に難しいと言えます。
そのまま気付かずに機器を使用し続け、中央の状態を通り過ぎ、左から4番目の状況になって、初めて冷えが少し悪くなってきます。しかし、冷凍機は負荷をかけ、連続運転を行いながらも冷却運転を行っていますので、冷えが甘くなっていますが、この時点で気づく事ができない場合もあります。ここに来るまでに、機械には負荷が掛かり続け、消費電力の増加、故障リスクの増加が発生しています。
一番右の図にまで行くと、ついに冷凍機は冷えなくなってしまい、温度警報が発生。故障リスク、修理費用は最大値になり、最悪の場合は機器の入替となってしまいます。
フロン漏えいを早期発見する事により、上記の様々な影響を防ぎ、常に設備を安定稼働させることが可能となります。同時にコストの削減、故障リスク増大を防止し、機器の長寿命化にも繋がります。

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