以前に何度かフロン排出抑制法についてご説明させていただきました。業務用冷凍空調機器をお持ちの管理者の方には、大きく分けて、管理・点検・報告の3つの義務が科せられています。
@管理の義務
まず、管理の義務として、現在お持ちの業務用冷凍空調機器をリスト化しなければなりません。(第一種特定製品のリスト)次に、機器の修理状況が分かるような点検整備記録簿を作成する必要があります。また、修理や工事に伴ったフロン類の充填作業や回収作業に伴う証明書を保存しなければなりません。
A点検の義務
義務付けられた点検には大きく分けて管理者自身が行う簡易点検と、有資格者による定期点検があります。
簡易点検については、全ての業務用冷凍空調機器に対して、3カ月に1回行います。定期点検については、下記図の様に、機器ごとに頻度が異なりますが、50kW以上の空調機器、7.5kW以上の冷凍冷蔵機器については1年以内、つまり今年の3月までに行う必要があります。対象の機器をお持ちの方は確認をお願いいたします。 簡易点検、定期点検共に行った結果を点検整備記録簿に記載する必要があります。
B報告の義務
1年間にCO2換算で1,000 CO2-t以上のフロン類が漏えいした場合、管理者は国に報告する義務があります。企業単位となりますので、多くの事業所をお持ちの企業様は注意が必要です。該当する恐れのある管理者の方は、3月までの漏えい量をまとめ、7月までに国に報告しなければなりませんので、ご注意ください。
弊社におきましては、保守点検プランと合わせまして、フロン排出抑制法への対応を弊社が代行して対応させていただく事が可能です。合わせて機器と商品の適正化を行う事が可能な弊社の保守点検プランを是非ご検討ください。
また、弊社が独自開発し、特許を取得したフロン漏えい検知システム「フロンキーパー」はフロン排出抑制法に対応した唯一のシステムです。フロンの漏えいを早期に検知する事によって、フロンの大幅漏えいを防ぎ、機器内部のフロン量をデータで残すことが可能ですので、点検記録簿の一部としてご利用いただけます。「フロンキーパー」はフロン排出抑制法によるお客様の負担を軽減し、コスト削減と設備の管理に役立ちます。
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